日本ボーイスカウト茨城県連盟
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  「日日の善行」実践例 その3

                                    〜 こんな身近なこと、あんな身近なこと 〜

 ・日日の善行 その3

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  • ここでは、いろいろな隊でスカウト達が行っているいろいろな「日日の善行」を、本人や指導者から教えてもらったり、WEBや本から転載させていただきました。日記形式でお届けします。ご参考にしてください。

◇ 今日の善行「トイレの手洗い場」

 

 ○月○日。
 今日、公民館のトイレに入ったら、手を洗うところが水のしぶきでちらかっていた。

 雑巾が見当たらなかったので、しかたなくトイレットペーパーでそれをきれいに拭いた。

 

(Aくん)

◇ 今日の善行「くつの入れ方」

 

 ○月○日。
 今日は学校の玄関で新入生が集まって騒いでいた。なにごとかといってみるとくつの入れ方でもめているところだった。

 かかととつま先のどっちからいれるかのことだった。どっちでもいいとは思ったんだけど、くつをとってそして床に置くことを考えるとつま先から入れた方がいいよとアドバイスをした。

 するとかかとから入れた子が泣き出してしまった。なので「見た目はそのほうがいいけれど、地震や火事で逃げる時にはすぐにとれた方がいいだろう」と言うと、なっとくしてくれて泣きやんだ。

(Cくん)

◇ 今日の善行?「二人乗り」

 

 もう、何十年も前の携帯電話もない時代のことです。


 中1のとき、部活が終わって友だちと二人で帰ろうとしたら、階段から悲鳴とともに大きな音がしました。急いで向かうと女子が階段を踏み外して座り込んでいました。

 足をねんざして動けないようで、Hくんは「ん!」と何の躊躇もなく背中を向けて立ち膝になり、その女子をおんぶして階段をおり始めました。保健の先生もいない時間だったので、僕に「自転車もってきて」と指示をして、持ってきた自転車の荷台にその女子を座らせ、押して家まで送り届けました。

 学校へ戻る道、僕とHくんはその自転車に二人乗りをして、先生に見つかり、こっぴどく叱られてしまいました。「だって」と僕が言い訳をしようとすると、Hくんは言い訳はするなと目で合図を送ってきました。

 あとで理由を尋ねると、「理由はどうあれ二人乗りをする俺たちが悪い」とさっぱりした顔で言うのでした。

 そのHくんは、ボーイスカウトでした。僕はその判断力と行動力と勇気に感心しました。それが私がボーイスカウトに入るきっかけとなりました。

(Eさん)

◇ 今日の善行「自転車置き場」

 

 ○月○日。
 学校の開始時間ぎりぎりに到着。自転車おきばはすでに満杯で、やっと1台分見つけて入れようとしたら、1人の女の子が急いでやってきた。僕はスカウトなので、その子にそこをゆずり、再び場所を探して入れたけれど、教室についたら既にホームルームが始まっていた・・・そう、遅刻・・・。
 明日からは、もっと早く家を出ようっと。

(Bくん)

◇ 今日の善行「バスの中の親子」

 

 ○月○日。
 私は通学にバスを使っています。先日、バスに乗っているときに雨が降り出しました。私の前に座っていた小さな女の子がお母さんに「○○ちゃん雨キラ〜イ!」と言ったのを聞いたお母さんが「雨はお花の大切な飲み物なのよ」とその子に言いました。「○○ちゃんものどがかわくとお水がほしくなるでしょ?」「うん」「お花さんもお水がほしいんだけれど、いつ降るのかわからない雨をじっとまってるのよ。えらいわよねぇ。」「じゃぁ、雨が降ると、お花さんはお水が飲めてうれしいのね。○○ちゃんもうれしい!」
 私は、傘を持っていなかったので濡れたらイヤだなぁと,ネガティブな気持ちになっていましたが、この会話を聞いて心がすっかり明るくなりました。そして、その親子に「いいお話ありがとう」と言ってバスを降りました。

 この話を友だちにしたら「あんたスゴいじゃん!」と言われました。「え、なんで?」「だってお礼言ったんでしょ? なかなかできないよそれ!」

 感謝の気持ちを素直に表せるのも善行なんですね?!

(Dさん)