日本ボーイスカウト茨城県連盟
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県連情報

コミッショナーとは

 

●コミッショナーって何?

 

 コミッショナーは、英語で「Commissioner」と書き、政府・行政などで代理権限のある弁務官・行政官などを指し、またプロ野球やボクシングなどのスポーツの分野では、その統制をとる最高権威者の職名として知られています。

 スカウト運動においては、全国組織・地方組織(県連盟、地区)において特に教育部門の指導にあたる役員を指しています。

 日本のスカウト運動においては、世界スカウト機構・日本連盟・都道府県連盟の方針と規定に従ってスカウト運動が展開されるように指導・助言を行い、教育・指導面の推進者、責任者としての任務を担っています。

 茨城県連盟では、それぞれの任務に応じて、県連盟コミッショナー、地区コミッショナー、団担当コミッショナーのコミッショナーを置いています。特に団や隊の指導者と直接的に関わるのは、地区コミッショナーと団担当コミッショナーです。具体的な任務は後述しますが、「規定に従ってスカウト運動が展開される」ように指導・助言するということは、言葉を返せば「指導者がスカウト行っていく上で、わからないことがあれば、いつでも相談にのり、明確な回答・解決方法を提示できる」と言うことです。そのために、コミッショナーは常に研究・研鑽をしています。

 スカウト運動を木に例えると、団は「幹」で、隊は「大きな枝」、班や組は「小枝」そしてスカウトは「葉」でしょうか。コミッショナーは、その葉が大きくたくさん丈夫に育つよう、どんどん養分や水分を吸い上げ、幹や枝に送り届けるための「根っこ」です。そして、大地(社会)にしっかりと根を張り木(スカウト運動)を支える「根っこ」でもあります。

 スカウト運動の目的である「青少年が個人として、責任ある市民として、地域、国、国際社会の一員として、身体的、知的、社会的、精神的な潜在能力を十分に達成するよう彼らの発達に貢献すること」を具体的に実現するために、スカウト達に良い環境を整備し、良い資質を身につけ伸ばすための教育プログラムや教育方法を提供する「団」や「隊」の指導者のために、親身になって支援をするのがコミッショナーの役目です。

 ですから、どんな些細な疑問や問題が生じたら、地区の担当コミッショナーに相談してください。

 

 

 

 

●コミッショナーはこんな人

 

1.青少年の教育を託するに足る品性及び経歴を有すること

2.本運動の経験及び知識を有すること

3.県連盟内(地区内)の教育に携わる指導者を主導する能力を有すること

 

更に次の知識や技能、能力を備えているもしくは備えるべく努力していること。

※コミッショナーの任務については、「コミッショナーの任務」をご覧ください。

 

【地区コミッショナー】

1.日本連盟の教育方針を受容していること

2.都道府県連盟内の教育指導にたずさわる指導者を主導すること

3.担当地域内における円滑な人間関係を構築できる能力

4.担当地域内の各地区の現状把握、分析、問題解決能力を有すること

5.「ちかい」と「おきて」について成人指導者として理解し、説明できること

6.全部門に関して一定の知識を有すること

7.スカウト教育法を理解していること

8.現行の指導者訓練内容の知識を有すること

9.隊運営に関する知識を有すること

10.成人指導者訓練に関する知識を有すること

11.担当地域内の加盟員並びに、非加盟員の運動への理解の促進と、参画者、協力者の獲得 ができること

12.都道府県連盟内の組織担当委員会を指導し、担当地域内の加盟員の拡大に向けた対策を 策定し、実施で

  きること

13.担当地域内における人材に係わる全ての部門での、「スカウト運動の成人に関する方針」の導入と運用

  に向けた指導ができること

14.教育指導に携わる人材への継続した助言と支援の実施できること

15.担当地域内の団の活性化を図るための、地区コミッショナー、団担当コミッショナーとの協働関係確立

  への人間関係技能

 

【県連盟コミッショナー】

1.日本連盟の教育方針および指導者訓練方針を受容し、説明できること

2.都道府県連盟内の教育指導にたずさわる指導者を主導すること

2.トレーナーの任務(役割・責務)と心構えを理解していること

3.スカウト運動の基本原則及びスカウト教育法を深く理解し、指導できること

4.世界のスカウト運動の動向(スカウト運動史・スカウティングの使命声明・成人に関する方針等を含む)を

  説明できること

5.青少年の特性と青少年プログラムについて説明できること

6.スカウト教育法を各部門に適用できるよう指導できること

7.各種指導者訓練における訓練の目的及び訓練目標、訓練目標のねらいを認識し、参加者等の状況に即し

  た訓練の実施、評価ができること

8.訓練に必要な基礎的な知識・技能を有していること

9.指導者の訓練プログラム、訓練ツールを開発する能力を備えていること

10.指導者訓練の目的達成のために訓練を組織し、運営、管理、評価できること 3 コミッショナーと協働し

  て定形外訓練を企画し、評価できること

11.指導者訓練に必要な高度で専門的な知識・技能を有していること

12.指導要員を指導・育成する能力を有していること