- もういちど、Scouting for Boys を読んでみませんか
- 2月に実施予定の定型外訓練「スカウティング・ゲーム」のプログラムの組み立てのために、久々に「Scouting for Boys」を読んでいる。
- 読みながら、昔の実修所課題の事を思い出した。確か「Scouting for Boysを読んで、印象に残ったキャンプファイヤー物語を2つ要約し感想を書け」だったかなぁ・・・。あの当時・・・だから、もう20年前のことなんだなぁ。
おっと、これは回想録ではないのである。今どうするかということである。
正直言って、「Scouting for Boys」は、なかなか読み進めない。集中できない。すぐに別なことを考えてしまうのだ。本の文章を読んでいると、なぜか自分の体験がだぶって、ついそちらのほうに意識が移ってしまう。そういえば、昔は東京までの電車通勤の往復でこの本を読んでいたのだが、やはり、なかなか読み進めなかった。いつの間にか眠っているのである。本音を言えば「つまらない」のである。内容の良し悪しではなく、文体や表現、例示等翻訳が古いので、読むのが辛いし、また、心に響いてこないのだった。実修所の課題でなかったら、きっと読まなかったろうなぁ。
今はどうか。確かに今も読むのには努力がいる。が、自分のスカウティングに対する理解度も上がっているのだろう、読んでいて「そういうことだったのか!!」「なーるほど!!」と、B-Pが言わんとしていることが、理解できるようになった。ようやく理解できるだけの広さと深さを身につけてきたのだろうか? まぁ、そういうことにしておこう(・・・自分のことはどうでもいいのだ)。
ということで、どうやら、この本は、指導者のスカウティングに対する理解度の指針となるようである。他の人と比べることはできないが、自分自身の成長を感じることはできるだろう。で、私の場合は、実修所の課題というものがあったからこそ読むことができたが、今の指導者達には、そんな機会はないんだよなぁ。研修所の課題研修の1番目に「関係書籍を読む」というものがあり、そのひとつに「Scouting for Boys」が挙げられているけど、今まで最後まで読んだという人に1人たりとも出会っていない。
- で、提案。
まずは、秋の夜長・・・冬の夜長のこの機会に、是非最後まで読んでみましょう。
この本から、スカウティングは始まったんですよ。当時の少年達は、この本に書かれている事がとても魅力的だったんでしょうね。
今でこそ、欲しい情報を直ぐに手に入れることができるようになったけれど、今から100年前には、この本は、子供達の好奇心をくすぐりまくり、とにかく居ても立ってもいられなくて、友達を集めてスカウトの班を作ってしまう・・・ような、たくさんの魅力ある情報が詰まっていた本だったんだよね。真のスカウトになるために身につけなければならないことが、そこには出でいたわけだ。それが楽しいゲームだったり、お話だったり、例示だったり、きっぱりした指導だったり・・・。それは全て「真のスカウト」のイメージを明確に示しているものだったわけだ。そんなヒーローの姿がそこにはあるんだよね。そのヒーローってどんな者なのかを掴み取ってみよう。それが指導者としてのステップアップの第一段階になるよ。きっと。
- 話は、2月のスカウティング・ゲームに戻る。「スカウティングはゲームである」と言われるほど「スカウティング」と「ゲーム」は切っても切れない関係にある。
スカウト達は、楽しい時間を求めてやってくるんだ。何が彼らにとって楽しいのか。それはゲームだ。仲間達との競争や協力という、いわば彼らの本能(年代に応じた特質)が欲するものを具体的にしたのがこの「ゲーム」だからである。だから楽しいんだ。彼らは、そこに教育的要素が含まれていようがいまいが関係はない。求めるのは楽しさであり、他の人に負けないことである。1人では勝てなくても、仲間と協力してやれば勝てることもある。やはり勝ちたいから、そういう仲間を集めて集団を作る、それが「班だ」。そして「班」としても他の「班」に負けたくはないから、勝つために役割分担と日頃からの鍛錬(進歩課目)を行うようになる。それが「そなえよつねに」だ。そのように彼らの本能・成長段階での特質を利用したのが「班制度」だ。
そして、彼らに楽しくやり甲斐のあるゲームを提供するのは・・・・、そう、指導者なのである。そのゲームは、実はいろいろな教育的要素がちりばめられている。それを効果的に彼らが取り込み(取り入れ)、気づくように「ルール」という仕組みを作る。言い換えれば、それがスカウティングの「プログラム」なんだ。教えてもらって気づくのではなく、体験して気づくことができるので、身に付くんだな。
隊集会は、その「ゲーム」の場で、そこで勝つための準備や計画・作戦をするのが「班集会」だ。
だから、スカウティングの「ゲーム」は、ただのゲームではないんだ。そこには求める効果(目的)があり、組み立て(ステップと目標)があり、それを活かす方法(ルール)がある。それがプログラム。そんな夢中になるような楽しいプログラムを作り上げるのが、指導者の大きく大切な役割(のひとつ)なのですよ。
こんな観点から「Scouting for Boys」を読むと、この本は最大のヒント集になっちゃいませんか?
- そんな訳で、2月の定型外訓練に参加される指導者の皆さんは「Scouting for Boys」を読んでくる事が、参加の条件になってしまうのでした。
【なぎら 発】
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隊長、こわいっす!!
笑え、笑うんだぁぁぁ!!

隊長、水が入ってきました!!
笑え、笑うんだぁぁぁ!!

隊長、沈没しました!!
笑え、笑うんだぁぁぁ!! |