ローバースカウト・指導者編



 現在、世界中のスカウティングのユニフォームには、数多くのデザインや色が使われていますが、その根幹をなしていることは、次の通りです。
  • スカウトであるというあかし。
  • 世界中のスカウトが、それぞれの環境や特性を活かしながら、同じ「ちかい」をたて「おきて」を守る兄弟として、仲間意識を体感して、強固にするため。
  • 野外を主とした活動において、活発に活動できるようにするため。
  • ユニフォームを清潔に正しく着用すること、すなわち記章・標章を正しい位置につけ、身だしなみのよさや自尊心を養うこと。
  • 社会のスカウト運動に対する信頼をユニフォームを着用することで、高めるため。

 スカウトのユニフォームは、どこの国であっても世界スカウト記章つけます。これは、「ちかい」をたててスカウト一人ひとりが世界のスカウト仲間に加わったこと、スカウトとしてお互いに「ちかい」と「おきて」を守って友情を深めることを示しています。
 また、ユニフォームにつけられた各種の記章や標章は、自分の所属する地域、団、隊、役目、進歩の状況、取得した技能、参加した大会などが一目でわかります。

 自分が一員である地域社会、支えてくれている人々、自分の果たすべき役割、自分が常に努力して社会の役に立つ準備を着々と進めていること、積極的に建設的に役割を果たそうとするスカウトの精神がそこに表れています。
 スカウトや指導者がスマートにユニフォームを着こなし、快活に活動する姿や秩序ある行動や動作から、一般の人々はスカウト運動に信頼と好感を持ち、また、同年代の若者のあこがれとなっていきます。
 多くの人々に見られて、関心を集めることで、スカウト自身が社会の暖かい支援と期待を肌で感じ取り、ますますスカウティングに対する情熱を高めることになります。

 このように「友情」「自信」「信頼」の象徴となるユニフォームに大いに誇りを持ち、正しく着用するようにしてください。
 なお、「スカウトはユニフォームを来ているときだけがスカウトではない」と言われるように、ユニフォームを着ているときと同じ気持ちが自然に身に付き、スカウトらしい行動をいつもとれるようになることを、指導者自らが模範をしめしていきましょう。そして、ユニフォームの着用を通じて感じ取っていくべきことを伝えてあげましょう。


ローバースカウト・指導者の制服

ローバースカウト・指導者の正装は次の通りです。
正帽緑色のベレー帽。左目の上部に位置するように帽章をつける。
副帽スカウトハット、または紺色のベレー帽。副帽の章は、その隊の意向による。
ネッカチーフまたは隊で統一して定めた色の三角形または正方形の布。ネクタイを使用する場合は緑色とする。
上着カーキ色で、ふたつきポケットが胸の左右にある肩布付きカラー襟の半袖または長袖のシャツ。肩布およびポケットに同色の縁取りを付す。
ズボン(男子)カーキ色の長ズボン。
スカート・
スラックス(女子)
上着と同色とし、スカートのみポケットに同色の縁取りを付す。
ベルト制服と同色の布製、または革製で、ローバーの場合はスカウトバックル、指導者はリーダーバックル付き。
チーフリング制服に着用できるものの中で、唯一自分の好みのものを着用することが出来ます。指導者でWB研修所を修了している者は、ウオグルと呼ばれる革ひもで編んだチーフリングをつけることができます。
ウッドバッジ指導者の上級訓練であるWB実修所を修了した指導者は、2ビーズのウッドバッジを着用することができます。(※1)

 制服には定められた記章・標章を正しくつけます。

ローバースカウト・指導者の標章

 「標章」とは、所属する県連盟を表す「県名章」、所属する市町村名を表す「所在地名章」、所在地における団の番号を表す「団号章」の3つを言います。
 ボーイスカウト以上は、赤系の台地に白枠・白文字の県名章・所在地名章と、赤系の台地に白文字の団号章で、これらは右図のように左袖につけます。

 付ける順序は、上から
   1段目 所在地名章
   2段目 県名章
   3段目 団号章
   4段目 団指導者章(指導者のみ)
を中央合わせで付けます。

 また、ローバースカウトについては、「ローバー隊所属章」を、右袖の肩付部につけることができます。


ローバースカウト・指導者の記章

 「記章」には、世界のボーイスカウトの一員であることを示す「世界スカウト記章」、所属する国連盟を表す「連盟員章」、指導者等の区分を表す「腕章」、帽子につける「帽章」などがあります。
 これら記章は標章と同じく、つける位置が決められていますのでご注意ください。

 付ける位置は、
世界スカウト章
連盟員章
制服に逢着済みです。
腕章担当役務の区分のものを、左袖の団号章の下につけます。
(写真は、左から「団指導者」「地区役員」「県連役員」)
帽章隊長は緑羽根、副長は赤羽根、団委員長は白羽根のついた、また、団委員は羽根なしの「円形桜葉つきのスカウト章の帽章」をつけます。
副長補、デンリーダー、ローバースカウト、ベンチャー隊インストラクターは「一重目ロープつきのスカウト章の帽章」をつけます。ハットに着用する場合は、左横・帽帯につけます。
(写真は、左から「RS・副長補」「コミッショナー」「副長」「隊長」)


その他の記章等

年功章
 年功章は加盟登録期間が満1年ごとに授けられる章です。ローバースカウト、「隊」指導者が着用できます(団委員、地区や県の役員は不可)。また隊指導者についてはスカウトの経歴を示す年功章も着用することが出来ます。着用位置は、左ポケットの上です(最上図を参照ください)。
指導者訓練修了章
 修了した研修のものを最大3つまで(※2)つけることができます。同じ課程の上位の研修を修了した場合は上位のもののみをつけます。また、現在所属している隊・役務のものを内側(体の中心側)につけます。
有功記章
 有功記章は、日連・県連から贈呈される記章で、人命救助章、有功章、感謝章、特別年功章などがあります。着用位置は、左ポケットの上、指導者訓練修了章の上です(着用順位はコミッショナーにご相談ください。)。
スカウト運動100周年記念標章
 来年2007年はボーイスカウト運動が創始されてからちょうど100年にあたります。それを記念して世界中のスカウトが同じワッペンをつけています。
 着用位置は、左ポケットの上部(名札の上)です。
世界環境保護バッジ
 日本連盟では、スカウト教育における環境教育の重要性を認識し各種プログラムや、環境保全・環境調査に関わる活動をしています。この世界環境保護バッジはこれら環境にかかわる活動を奨励するために着用します。着用位置は、右胸、世界スカウト章の上部になります。
記念章・参加章
 カブラリーやカブラリーの参加章であるワッペン等は、発行の日から1年間着用することができます。着用位置は、右ポケットです。1年以内に複数のイベントに参加した場合は、最後のものを着用します。複数の着用はできません。
派遣員章
 これは国際行事に参加する際に着用する「日の丸」のことです。基本的にカブスカウトが国際行事に参加することはありません。もし、参加する場合は、世界環境保護バッジを外し、その位置に着用します。
名札
 これも着用することができます。特にサイズ、材質、着用方法の規程はありません。着用位置は、左胸ポケット上、年功章の上になるように着用します。

上記以外のものの制服への着用等

 上記の記章・標章等が正式に制服に着用できるものの全てです。「正装」の指示があった場合は、これ以外のものは全て外さなければなりません。ご注意ください。  次のものについては、そのプログラム(当該集会)の期間のみ着用が認められます。

識別の印

 カブラリー等の大会で、自分の隊のスカウトを他のスカウトと区別するためのリボン等。これは、その大会期間中のみ付けてもかまいません。

表彰アワード
 隊の活動で、何らかの賞として授けた制服に付けるアワードは、その隊集会のみ着用してもかまいません。正帽への着用も同様です。

プログラムで作ったもの
 隊の活動で作ったアクセサリー等工作物等は、その隊集会等の一連のプログラムにのみ着用してもかまいません。正帽への着用も同様です。開会・閉会式は正装で臨みます。

ナイフ・伝令バック等
 これは指導者の場合ですが、ベルトにナイフや伝令バック等を通す場合があります。プログラム活動時はかまいませんが、セレモニー等正装になる場合は外します。

ウエストポーチ等
 これも指導者の場合に多いのですが、腰にウエストポーチ(バッグ)を着用している場合があります。プログラム活動時はかまいませんが、セレモニー等正装になる場合は外します。



制服・記章類の着用にあたっての注意事項

ウッジバッジ(ビース)について ※1

 実修所を修了した全ての指導者は2ビーズのウッドバッジを着用します。また、副リーダートレーナーは3ビーズ、リーダートレーナーは4ビーズのウッドバッジを指導者トレーニングの際に着用します。

指導者訓練修了章について ※1

 指導者訓練修了章は、「指導者の訓練」「団運営者の訓練」「コミッショナーの訓練」「トレーナーの訓練」の各区分ごとに、修了した課程の上級のものを1個、合計3まで着用します。
 ただし、隊指導者訓練を複数課程修了し、他の区分(団運営者・コミッショナー・トレーナー)の訓練を修了していない場合は、3個までに限って着用することができます。詳しくは教育規程7-14-2「着用方法・部位」を参照ください。