指導者について


団はどういう構成になっているのですか?

 まず、下の図を見てください。これが標準の団の構成です。  団には、団の維持運営を担う「団委員会」と、スカウトの教育を担当する「」があります。隊は、スカウトの年齢に応じて5つ部門が設けられています。

ビーバースカウト小学校入学直前の9月から小学2年8月まで
カブスカウト小学2年9月から小学5年8月まで
ボーイスカウト小学5年9月から中学3年8月まで
ベンチャー
スカウト
中学3年9月から高校3年、若しくは20歳まで
ローバースカウト18歳から25歳まで

 各隊には、スカウトの教育を担う隊指導者等が置かれます。
 育成団体は、既設の団体、あるいは特にスカウト教育のために組織された成人の団体で、奉仕の精神をもって、団を設立し、かつ、その存続を維持し、また教育に必要な施設と経費について責任を負う、団の基盤となる団体です。
 団委員会は、育成団体がスカウトの保護者等から選任した5人以上の団委員と育成団体の代表者の団委員で構成します。団委員会は、団の資産管理、財政管理、教育支援、指導者の選任・訓練参加の援助、健康・安全、加盟登録、スカウトの進歩の促進、スカウト運動の主旨の普及等の責務を持ちます。






団にはどんな指導者がいるのですか?

 団には、団の維持運営を担う「団委員」と、スカウトの教育を担当する「指導者」がいます。(「団指導者」とは、この両者をいいます。)
 指導者とは、「隊」でスカウト教育に関与する成人の加盟員を総称して言い、その役割によって次の様に呼ばれています。

隊長隊の活動全般を指導する責任を持ちます。
副長隊長を補佐し、特定の任務を分担します。
副長補特定の任務を分担します。
補助者ビーバー隊で、隊長・副長に協力して活動の支援をします。
デンリーダーカブ隊で、組の活動を推進し、家庭におけるカブ活動のために保護者を援助します。
インストラクターカブ、ボーイ。ベンチャー隊で、主として技能指導を担当します。
団委員長団を代表し、団を維持し、各隊の育成発展に努めます。
団委員スカウトの保護者等から5人以上と育成団体の代表者で構成され、団の運営を行います。

 ビーバー隊からローバー隊まで、各隊では、次の指導者がスカウト達を指導しています。

ビーバー カブ ボーイ ベンチャー ローバー

 これらの指導者たちは、すべてスカウト運動の主旨に賛同し、スカウトの教育に情熱を持って、無償で活動するボランティアです。
 特に隊長は、隊長としての任務を果たすためのトレーニングを修了した成人です。副長も進んでトレーニングを受けることが望まれています。
 指導者の詳しい区分については、こちらをごらんください。

 また、地域ごとに複数の団が集まって「地区」を構成し、また都道府県を単位として「県連盟」が設けられています。それを「日本連盟」が総括しています。
 地区や県には、指導者を指導・支援するコミッショナーがおかれ、指導者の研修会であるラウンドテーブルを開催したり、個別に相談にのったり、指導をしたり、団や隊の活動を支援しています。  



指導者はどんなことをしているの

 指導者は、大きく次の3つのことをしています。
  1. 隊の運営
     隊で活動をするためには、たくさんの仕事をしなくてはなりません。例えば、年間や月間の活動計画の策定、活動費の管理、活動や進歩の記録、家庭や団の他の隊との連絡・調整、指導者の研修計画、集会場の確保、活動器材等の管理等・・・があります。これらの仕事は隊長を中心に、復調や他の指導者たちが分担して行います。連絡等の仕事は保護者にお願いすることもあります。
  2. 活動の計画・準備・実施・反省・評価
     スカウトには限りない可能性がありますが、それをいろいろな活動に参加し楽しく体験することで、それに気づかせ、更にはそれを自ら深めていくことがスカウティングのやり方です。
     そのため、指導者たちはスカウトたちのよい個性と資質を引き出すプログラムを考え、また悪い性格を抑えスカウト自身が自ら律していけるような環境を提供できるように日々研究しています。指導者の会議にその成果を持ち寄り、長期〜短期の活動プログラムを作っています。
  3. 研修
     スカウトの好奇心や知識欲を満たす楽しいプログラムを作るには、その隊が対象としているスカウトの特性を十分に把握しなくてはなりません。また、スカウトたちの興味がどこにあるかを常にリサーチして、スカウトたちを惹き付けるテーマを設けることで、月々の活動の期待を高め、スカウトたちの参加へのモチベーションを高めています。
     そして、スカウトたちが少しでもよい資質を身につけられるよう、また幅広い視野がもてるよう、そしてそれを自ら育てていくことができるように習慣づけられるようにするには、指導者自身も幅広い知識と経験と指導法等を獲得している必要があります。そのために、指導者たちはいろいろな研修に参加したり、本を読んだりして日常的に研究を重ねています。





指導者の資格と研修

 指導者は、学校等で教育のための教育を受けた専門家ではありません。地域の青少年の健全な育成のために、少しでも役立ちたいとこの運動に参加したボランティアです。
 ですが、子ども達を「よりよい社会人」に育てていくというこのボーイスカウト運動の目的と、独自の指導方法を理解し修得し、日々のスカウト活動に反映するために、日々の自己研鑽が求められています。
 特に隊長や副長として、スカウトに直に接し、影響を与える立場にいる指導者は、日本連盟や県連盟が開催する所定の研修を終了することが求められています。副長補やデンリーダー、インストラクターも指導者講習会を修了することが望まれます。これらの研修は「定型訓練」と呼ばれ、スカウト運動の基本を習得するものです。また、これ以外に県連盟や地区等が開催する「定型外訓練」と呼ばれる研修があります。これは、スカウト活動を更に魅力的で楽しく展開するための知識や技能などを修得するものです。
 各隊の指導者たちは、機会を作ってすすんで受講し、自分の能力を高めて、スカウト達によりよいプログラムを提供し、スカウト達の好奇心ややる気を刺激しています。

 ●定型訓練
指導者講習会スカウト運動の概要を知る、導入コースです。
全ての指導者・団委員が受講することが望まれます。
日帰り
ウッドバッジ
研修所
隊長として必要な基本的なことを学ぶ基礎研修です。
指導者講習会を修了した指導者が参加できます。この研修を終了した指導者は「隊長」としての資格が得られます。
3泊4日
ウッドバッジ
実修所
隊長として更に高度な内容を学ぶ上級研修です。
ウッドバッジ研修所を修了した指導者が参加できます。
5泊6日
団委員研修所団委員が団運営の基本を学ぶ基礎研修です。2泊3日